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    【人生戦略の立て方】経済評論家・勝間和代 ガンバリズムからの脱却 - MSN産経ニュース

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    【人生戦略の立て方】経済評論家・勝間和代 ガンバリズムからの脱却 - MSN産経ニュース

    「反カツマー」とか「勝間和代を目指さない」という方向の方から見れば、“勝間和代的な生き方”は「努力至上主義」「自己責任徹底主義」のアイコン(印)になっているらしく、最近さまざまな取材、問い合わせが相次ぎ、驚いています。なぜなら、私は努力至上主義でも、自己責任徹底主義でもないからです。
    私がお会いした人によくいわれるのは、「もっとパワフルな人かと思っていたら、意外とひょうひょうとしていますね」とか、「意外と努力好きじゃないのですね」。よほど、努力の人と思われているようです。
    私たちの環境は偶然性に左右されるため、残念ながら、最善の努力をしてもうまくいかないことがありますし、自分の責任ではないところで、さまざまな環境を要因として、苦しむことがあります。だからこそ、逆に「自分の努力だけでなんとかなる」と思うことは、周りが見えなくなってしまい、かえって道を誤る可能性が高いと考えているのです。
    それでは何がポイントになるのでしょうか。重要なことは、戦略という視点からとらえたときに、私たちの「やる気」と「希望」をどこにうまく配分するかということです。すなわち、努力至上主義も自己責任主義も否定し、なるべく努力しなくていい仕組みと、なるべく自分がワクワクできる領域を探す、ということなのです。
    まず、「やる気」は有限です。24時間、やる気を保ち続けられる人はいません。せいぜい、1日数時間がいいところでしょう。だからこそ、いわゆるガンバリズムは危険で、自分の生活習慣の中でやる気がなくても適切な行動ができるような、「無理なく続けられる」仕組みの構築が重要なのです。とにかく、やる気には決して頼らないことです。
    そして、さらに、「希望」も重要な要素です。すわなち、自分が毎日期待に満ちて、ワクワクと過ごせるところがどこか、ということを考え抜く必要があるのです。そういう分野であれば、たとえ短期間に成果が出なくても、そこに時間を使うプロセスそのものを楽しむことができます。
    逆にいうと、そういう分野は自分で見つけるしかなく、人のマネをしてもうまくいかないのです。私はたまたま、自転車移動や電子ガジェット(道具)が自分の心にたいへんヒットしましたが、ウオーキングやランが性に合う人も、ファッショナブルな姿が心を強くする人もいるでしょう。
    さらに、もう一つ大事なことは、やる気を出すことに疲れた、努力することに疲れた、と自分で気づいたのなら、すぐさま、いまの資源配分を見直すことです。疲れるほど努力してしまうのは、それは資源配分のやり方や場所、あるいは量が間違っているのです。基本的には、自分が得意で、ワクワクして、そして、結果を周りが評価してくれるところを見つけるプロセスになります。
    ただ、それがどこなのか、答えは、あなたしか持っていません。いろいろな先輩が教えてくれることを参考にしながら、自分で試してみて、失敗して、そして、消去法でだんだんと、自分の道を見つけるしかないと考えています。だからこそ、長い人生です。無理をせずに続けられるやり方と場所を見つけていきましょう。(かつま かずよ)